5日目 元陽の棚田と観光祭

 8時にホテルを出発、近くの食堂に入り鍋焼きのビーフンを食べる。美味しかったが値段は1人3元(40円)ですんだ。朝、昼、晩をビーフンで過ごせば安く上がるし肥らないで済んで都合が良いのだが、ガイドと運転手は昼食と夕食にはご飯を食べないと体がもたないというので仕方がない。 

 
食堂            鍋焼きビーフン

 このあと馬里文さんに案内していただきハニ族の村や棚田を周る。馬里文さんは地元のハニ族の人で元陽の棚田の写真家として名高く元陽の観光ポスターや絵葉書の写真の大部分は馬里文さんの作品である。

 新街から20分ほど走るとハニ族の村に到着した。村には土壁で藁葺き屋根のキノコ型の家が並んでいる。

 
ハニ族の村(拡大) (拡大)

 馬里文さんの知り合いの家を訪問する。中に入ると食事中で女の人が立ったりしゃがんだりしながらご飯を食べていた。台所に行くと大きな鍋で豚の餌を煮ていた。豚は顔の皮がたるんだ原産種の黒豚だ。

  
食事           豚の餌を煮る鍋          黒豚

 近くの家で藍染めの布を干していた。この村では衣類は自給自足しているのだ。家の周りには藍の木が植えられている。

 
藍染めの布         藍の木

 近くの家の入り口で女性が立ったまま食事をしていた。昔中国の田舎では自分の家には食べるものがあるということを示すため家の外で食べる習慣があったがそれが今でも続いているのだ。


家の外で立って食べる女性

 村の近くに薄板つくりの工場があった。丸太を回転させて外側から1mmくらいの厚さに削り、長方形の板に切断していく。薄板は食べ物の容器などに使うのだろう。

 
丸太削り            薄板の切断

 村を出て昨日夕日を見に行った道を走り孟品を過ぎて10分ほど走ると美しい棚田があった。

 
棚田(拡大)        (拡大)

 足下には薄紫色の可愛い花が咲いている。


野草の花

 棚田に沿って歩いていくと民族衣装を着たイ族の女性が田植えをしていたのでカメラを向けるとなにやら言ってきた。写真の撮影料を出せと言っているのだ。


田植えをするイ族の女性(拡大)

 道路から下の棚田に降りていく。作業小屋がある棚田が見えてきたが馬さんはこの作業小屋のある田んぼの写真を春夏秋冬に撮って大賞をもらったという。

 
道路下の棚田(拡大)         作業小屋のある棚田(拡大)

 あちこちで田植えをしているが近くで写真を撮るには細い畦道を歩かなければならないのでかなり怖い。

  
田植えをする人(左拡大)

 畦道の途中に作業小屋があった。ここにお弁当や水を置いておいて昼休みに食べるのだ。近くの畦にご飯が置いてあった。豊作を祈って田の神に供えたのだ。

 
作業小屋         お供えのご飯

 このあたりからの眺めは素晴らしく何枚撮っても足りないくらいだ。

 
棚田(拡大) (拡大)

 50分ほどして出発、5分ほど走ると攀枝花村に到着した。道の両側には民族衣装を着た若者たちが並んでいる。今開かれている元陽観光祭に出席する観光局の役人の一行を迎えるために待っているのだ。

 
出迎えの男女

 娘さんは鶏冠帽というイ族独特の帽子をかぶっている。


鶏冠帽

 攀枝花村には土司(族長)の館が再建されていた。なかなか豪華な建物で当時の土司の権力を思い起こさせられる。

 
土司の館の門          前庭

 
土司の館         土司の椅子

 このあと村の中を周る。この村にはイ族とハニ族が住んでいて土壁と藁葺き屋根の家が並んでいるが、先ほどみたキノコ型の家とは違った形をしている。庭先で村人が細長い芋を切っていた。酒を造るのだという。厳しい生活を送っている少数民族の人たちには酒は必需品なのだ。

 
攀枝花村        芋を切る人

 11時55分出発、新街の方向に25分ほど戻りハニ族民族村の入り口にある食堂で昼食をとる。臭豆腐、納豆、野菜、肉、唐辛子の入ったスープ、棚田で獲れた魚とドクダミの葉の入った鍋などハニ族料理が出たが、これだけあって66元(800円)だった。

  

  
昼食

 食後近くにあるハニ族の棚田を歩く。ここにも美しい棚田が広がっている。団体旅行だと車道からしか棚田を見れないが、車を降りて棚田の中に入っていかないと本当の棚田の美しさはわからない。

 
棚田(拡大) (拡大)

棚田(拡大)

 歩いていくと泉があった。元陽の棚田は山から流れてくる川の水と泉の水との両方の水が利用されている。

 
泉           湧き出し口

 棚田を見た後ハニ族の村を訪れる。この村にもキノコ型の家がたくさん並んでいた。外壁に丸い茶色いものが貼り付けてあったが牛の糞で燃料にするのである。

 
キノコ型の家(拡大)         牛の糞

 女の人が丸い台の上に糸の束を撚り合わせていた。写真を撮ったら1元とられてしまった。


糸をよる女性

 一昨日泊まった雲梯大酒店に再びチェックインし荷物を部屋に置いてから元陽観光祭を見に行く。会場の通りには既に大勢の人が集まり長老達がキセルをくわえて座っている。やがて長老達を先頭にパレードが始まった。


長老の行進

 長老達の後ろにはハニ族の女性、イ族の女性が続く。

 
ハニ族の行進

イ族の行進

 パレードあと百家宴が始まった。道路に350ものテーブルが一列に並べられ先頭には長老、その後には観光局の招待者が続く。


百家宴(拡大)
 
長老の席            食べ物

 長老の席の前では男が伝統的な踊りをしている。

 
踊る男

 会場にはいろいろの民族衣装が来ていて目を楽しませられる。

  

  

 ホテルに戻り休憩した後夕食に出掛ける。たけのこ。木の皮に着いたノリ、花で染めたもち米のご飯などがだされた。馬里文さんに蟻の入った酒をすすめられてふらふらになってしまった。このあと花火大会や焚き火を囲んだ踊りがあったが写真に撮るほどのことではなかった。。

 
木の皮に着いたノリ          花で染めたもち米のご飯

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